星付きシェフが愛用する ドイツ発「第3の研ぎ器」
- プロの切れ味を日常に -
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は、精巧で厳格なモノづくりで知られるドイツが生んだ、砥石でもシャープナーでもない、全く新しい「第3の研ぎ器」です。
「研ぎ器が必要なのではなく、鋭く切れる包丁(ナイフ)が必要だ。」
この原則に従って、料理好きのあなた(趣味)とプロの料理人(一流の切れ味)の両方の要求を満たすために、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は開発されました。
2016年11月、ドイツ国内で販売が開始されると、瞬く間にその名を広げ、初年度の販売数は14,000台(約2億円)を記録。「その評価こそ、顧客のニーズを正しく製品化したことを明らかにした。」と、開発者は言います。
現在、ヨーロッパを中心にアメリカにも販路を広げ、急速にその新たな市場を開拓しています。
そして、2019年ついに日本へ。日本国内のクラウドファンディングサイトにて、初年度合計5,000万円以上の支援を集め、メーカー公認ECサイト「ロールシュライファージャパン」にて、一般販売を開始します。
シャープナーは またすぐ切れなくなるし、砥石は 研ぎ方が難しい。
普段のキッチンライフで、そんな風に感じることはありませんか?
実はそもそも、この両者は負荷(削る量)と仕上がりが全く違います。その仕組みを一つ一つ分解すると、そこには開発のヒントがいくつも隠されていたのです。
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は、両者の仕組みを応用することにより、必要最小限の時間(目安所要時間:5分)と負荷で、研ぎ師が砥石で研ぐような鋭い切れ味を作ります。
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)とは、包丁を研ぐためのグリップローラーと、包丁を支えるためのウッドプレート、この2つの相互作用によって包丁を研ぐツールです。
従来のシャープナーや砥石は、ほとんどの場合、研ぎ器側を固定し、「包丁を動かすことによって」研ぐため、グラグラしたり、長年の経験が必要だったり、一定の角度を保って刃を「均一」に研ぐことが 非常に難しいです。
一方、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は、包丁側を固定し、「研ぎ器(グリップローラー)を動かすことによって」研ぎます。包丁自体に角度がついて固定されるので、誰もが簡単に「均一」に研げます。
ウッドプレートの強靭なネオジム磁石に包丁の刃の部分を15度に固定させることで、完璧に「均一」に研ぐことができます。「均一」に研ぐというのは、最も合理的に研ぐということ。必要以上の無駄な切削を最小限に抑え、それによって大事な包丁やナイフが長持ちします。
アウトドアナイフも 出刃包丁も パン切り包丁も ◎
15度の角度には理由があります。
欧米のナイフと日本の和包丁は、その歴史も素材も用途も違いますが、実は、ほとんど全ての刃物は13-17度の角度で作られている、と開発者は言います。 それは、一般的な両刃包丁も、専門的な片刃包丁もです。
故に、どんな刃も「15度に固定して研ぐ」ことが、安定的、且つ鋭い刃先を作るという目的を果たすために、最も効率的で、それは、長い歴史で培った「日本の研ぎの技術」が証明しています。
では、実際の研ぎ方を説明します。以下の動画をご覧ください。
切削時間は約5分、ほとんど力は要りません。
小さいナイフVer.
大きいナイフVer.
パン切りナイフVer.
ダイヤモンドは、包丁に使われる全ての素材(ステンレス・鋼・セラミック等)より硬く、正しく使えば、壊れることも磨り減ることもないので、半永久的に使えます。※目詰まり処理など、定期的なお手入れは必要です。
日本でも、砥石を平らに修正する目的としても使われるほど、最も硬い砥石素材として使用されています。
一方、ダイヤモンドは硬く粒度が大きいため、刃に傷をつけやすいというデメリットもありますが、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)に使用しているダイヤモンドは放電ツルーイング法を取り入れることで、砥粒の突き出し(高さ)を均一化し、傷を必要最小限に抑えます。
ダイヤモンドの粒子は35µm(マイクロメートル)、これは砥石に置き換えると#430の粒度に相当します。
日本では、荒砥〜中砥 とされる粒度ですが、ダイヤモンドをピラミッド型にカットし、それをニッケルに埋め込む独自の技術により、日本の研ぎ師が目指すような 滑らかで鋭い切れ味に仕上がります。
父は、小さな金属加工工場を経営する有能な技術者でした。
ある日、愛用のナイフが、どんなに研いでも元の切れ味に戻らなかったことがきっかけで、自ら研ぎ器を作りました。その後、副業として研ぎ器を作る会社を設立しました。それは、1993年のことでした。
父が作った最初のアイディアは、何度か試作を繰り返した後、製品化されることなく倉庫にしまったまま忘れ去られていました。その後も、時間を見つけて、優秀な研ぎ器を追求しながら、コツコツとその研究を続けました。
そして、2015年。息子のTimoが、父の会社の倉庫で、偶然それを見つけるのです。
「これは何?」と父に聞いた時、Timoは確信しました。
ー「研ぎ」の常識が変わる。ー
それは、後にROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)となる、父の最初の試作品でした。
倉庫で20年間眠り続けた父のアイディアは、息子の偶然の発見により目を覚ますのです。翌年、Timoは父の会社へ本格的にジョインし、父と二人で研ぎ器の改良のための研究に没頭します。
どんなものも、「本物」でなくてはならない。
それは、長年モノづくりを続けてきた、父の強いこだわりでした。
自信作が完成しました。2018年11月、副業だった研ぎ器の会社は本業となり、息子のTimoが社長に就任。その社名は、二人のラストネームHorl と、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)の原石が生まれた1993年の意味を込めて、HORL-1993と名付けられました。
こうして、二人の革命の物語は、再び静かに幕を開けるのです。
包丁の切れ味で食材の味が変わるということは、数値データで証明されています。
プロの料理人は、その違いをよく知っています。
“研ぎ玄人”のあなたには、
粒子別4種のプレートを使い分けて欲しい
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)のダイヤモンド面で研ぐ切れ味は、普段 家で使う包丁やアウトドアナイフを研ぐには 十分な機能です。しかし、プロの料理人が使う包丁となれば、さらに繊細で鋭利な切れ味が必要です。
開発者である父Otmar氏は、「私が追求する本物とは、一流のシェフが納得して使う程の切れ味である」と、言います。また、「日本人の場合も、プロ同様の切れ味を求める人が多いのではないか」と。
その要望に応えるべく、より細かい粒子のコランダム製プレートが2種用意されています。
日本の料理人の多くは、3種(荒砥・中砥・仕上げ砥)の砥石を使い分けて包丁を研ぎます。当然、切れ味に対するこだわりは一流ですが、一方、若い料理人のほとんどが、見よう見まねで研ぎ方を覚え自己流で研いでいる、と言います。言うまでもないですが、砥石を使って完璧に包丁を研ぐ作業は、非常に高度な技術が必要で、毎日数種類の包丁を研ぐプロの料理人でも、とても難しい技術とされています。
#3000と#6000のプレートがあれば、包丁の種類や部位によって砥石を使い分ける作業を同様にこなし、最も難しいとされる「均一に研ぐ」技術をROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)の動作が完璧に代行します。
さらに、超荒砥ダイヤモンド砥面 新登場!
デフォルトのダイヤモンド砥面(D35)の3〜4倍の速度で研げる!
基本のシンプルセットには、予めダイヤモンド砥面(D35)が設置されています。
D35は、日本の砥石の粒度に換算すると#430(荒砥〜中砥)に値します。通常、初めて包丁を研ぐ際は、5分程(片面約80スクロール)研ぐことで、刃先を15度に整えることができます。
新たに追加された超荒砥ダイヤモンド砥面GROB(D91)は、#170(超荒砥)に値する粒度で、D35砥面の3〜4倍の速さで研ぐことができます。
あまりないケースですが、中には稀に、最初に刃先を15度に整えるために相当な時間を要する包丁もあります。
例えば、弊社は、実験として、計7種類の100円包丁を研ぎました。最も時間を要する包丁で、負荷なくトマトを1ミリ以下にスライスするまで、片面約1500スクロール、計2時間かかりました。
通常、良い包丁は、最初から刃先が13-17度に整っているので、そこまで時間がかかることはありませんが、
上記のような包丁や、全く手入れされていない包丁など、最初に時間がかかる包丁の場合、NEW超荒砥ダイヤモンド砥面GROB(D91)を使うことで、大幅に時間を短縮することが可能です。
現在、デフォルトのD35ダイヤモンド砥面1種類のシンプルセットと、
上記全ての砥面(全4種類)がセットになったジャパンセットの2パターンを販売しています。
プロの料理人の方はもちろん、普段からマイ包丁を大切に育てている「研ぎ玄人」のあなたには、粒度の違うプレートで研ぎ分けて、完璧に仕上げていただくことをオススメします。
プレートの取り替え方
ご覧のように、回すだけで簡単にプレートを取り替えられます。
さらに、一瞬で部品をバラバラにできるので、お手入れも簡単です。
HORL-1993は、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)のブランディングのために、年間40以上の展示会へ出展してします。2019年3月、噂を聞きつけ、ついに、ドイツでは その名を知らない人はいないと言われるほど著名なシェフ Alfons Schuhbeck氏(アルフォンス・シューベック)がブースにやってきました。
Schuhbeck氏は、ミュンヘンでドイツ料理のレストランを経営しています。2003年にオープンし、すぐにミシュラン一つ星を獲得しています。
実際に、ブースでROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)を使ってみて、彼はそのパフォーマンスに興奮し、すぐに入手しました。今は、日常で使っているそうです。ドイツ料理は、シカ等ジビエ肉を使う料理が多く、「肉の味を最大限に引き出すために、火入れと同じくらい切ることも大事な仕事」と、彼は言います。
有名人が絶賛する製品ではなく、プロが日常で使うかどうか、そのクオリティこそ「本物」だと信じ、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は日々進化しています。
▼第47回ジュネーブ国際発明展 金賞受賞 他多数
▼テレビ・雑誌に多数掲載
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)本体は、ウォールナットとオークの2種です。どちらも、天然木本来の風合いを持つ無垢材を削って、一つ一つ丁寧に作られています。
自分へのご褒美に。また、お料理好きの奥様、ご主人、ご友人に、プレゼントとしても喜ばれると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。株式会社C isの山口と申します。
弊社は、海外輸入やOEMを通して、まだ日本にない「本物」を日々探し求めて販売しています。
「機能的でオシャレなもの」である条件を必須に、商品はこだわって厳選します。
ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)に出合ったのは、ドイツの展示会です。一目惚れして、すぐに交渉しました。機能はもちろん、MADE IN GERMANYにこだわる熱いストーリーを聞くうちに、ますます惹き込まれ、モノづくり大国ドイツと日本には 通ずるものが多くあると確信しました。
一度は、メーカーもこだわりが強い分、アジアは欧米での展開後に予定していると断られましたが、弊社のあまりに強いオファーに根負けしたのか、この度、アジア初日本で展開できることになりました。
メーカーは、日本の研ぎの文化と技術を尊敬し、日本での展開をとても楽しみに応援してくれています。
ヨーロッパは、そもそも包丁やナイフを日本人のように、シュパッと研ぐ文化がないそうです。それでも、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)の発売を機に、確実に新たな市場を切り開きました。
何でも安価に手に入る時代になり、日本でも、「研ぐ」文化が薄れつつあります。
良いモノを大事に、食材をより美味しく。ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は、「研ぎの常識を変え」「研ぎを習慣にする」新たな一手になると確信しています。
共感してくださる皆様に、この思いが届きますように。
※ ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は、株式会社C isがHORL-1993社の輸入総代理店として日本国内の販売およびユーザーサポートを行います。