砥石は難しいという常識が覆る!
ドイツ発「転がす砥石」はプロの料理人にもあなたにも
「研ぎ器が必要なのではなく、鋭く切れる包丁(ナイフ)が必要だ。」
この原則に従って、料理好きのあなた(趣味)とプロの料理人(一流の切れ味)の両方の要求を満たすために、ROLLSCHLEIFER(ロールシュライファー)は開発されました。
ロールシュライファーが本国ドイツで開発されてから5年、日本に来て2年、長年金属加工工場を経営してきた技術者の腕は、極めて正確で精巧なものであることは、今日までの実績が証明します。
彼らは、この5年間、常にお客様の声に耳を傾け、愚直に研究を繰り返し、この度更なる進化を遂げてバージョンアップ。ロールシュライファー2シリーズの誕生です。
ロールシュライファー2の進化のポイントについては、ページの後半で詳しく説明いたします。まずは、ロールシュライファーの魅力を存分にお伝えさせてください。
※既にご存知の方は、前半をスキップして読み進めください。
2016年11月、ドイツの小さな町で、ロールシュライファーは誕生しました。
ある日、開発者が自分の大事な包丁をあらゆる手段で研いでみたが、どうも新品時の切れ味程には戻らない...
元々、日本のように包丁を鋭く研ぐ文化がなかったヨーロッパで、「研ぎ」を学ぶ手段は少なく、金属加工の技術者である開発者は、「研ぎのメカニズム」について徹底的に分解してみることにしました。
研ぐ手段は、どれも一長一短。当時、彼が満足できる研ぎ器は、市場に一つも存在しなかったのです。
本物の切れ味を追求するには、「砥石」しかない。
機能、歴史、可能性…
その全ての要素から、辿り着いた選択肢は「砥石」一択。
でも、未経験者にこの技術は難しすぎる…
どうすれば、
「誰もが簡単に」砥石を使って包丁を研ぐことができるのか…
開発者は、日本の研ぎの歴史から、日本の職人技を学び、そしてあるアイデアを思いつくのです。
前述のように、日本の職人技というのは、長年の経験あってこそ…ヨーロッパ人には、それはとても難しかったのです。そこで開発者は、最も難しい「包丁を動かす」という発想を思い切って捨てることにしました。
ロールシュライファーは、包丁を研ぐためのグリップローラーと包丁を支えるためのウッドプレート、この2つの相互作用によって包丁を研ぐツールです。
従来、研ぎ器として多くの方が使っているシャープナーや砥石は、ほとんどの場合、研ぎ器を固定し、包丁を動かすことによって研ぎます。
一方、ロールシュライファーは、包丁を固定し、研ぎ器を動かすことによって研ぎます。
つまり、包丁を一切動かさないということ。
この逆転の発想で、ロールシュライファーは「刃の角度を固定し、均一に動かす」という職人技を見事にクローニングし、砥石は難しいという常識を覆しました。
ついに、誰もが簡単に、砥石を使って包丁を研ぐ時が来たのです。
どんなに優れた商品が出ても、プロの料理人が「シャープナーを使って包丁を研ぐ」姿は、あまり見たことがありません。
今も昔も、なぜプロの料理人は、「砥石を使って包丁を研ぐ」のか。
その理由は、両者が持つ「研ぎのメカニズムの根本的な違い」にあります。
どちらにもメリットはあるのですが、料理人にとっては「新品時の切れ味に戻せる」程の精度が必要、つまり砥石でなければならないのです。包丁の切れ味一つで食材の味が変わる、そのこだわりこそプロの仕事です。
ロールシュライファーのデフォルトの砥石は、ダイヤモンド砥石です。ダイヤモンドは、包丁に使われる全ての素材(ステンレス・鋼・セラミック等)より硬く、正しく使えば、壊れることも磨り減ることもないので、半永久的に使えます。
採用したダイヤモンドの砥粒は46µm(マイクロメートル)、日本では、荒砥〜中砥 とされる粒度ですが、ダイヤモンドをピラミッド型にカットし、それをニッケルに埋め込む独自の技術により、滑らかで鋭い切れ味に仕上がります。
必要に応じてプレートを取替えれば、荒砥 ▷ 中砥 ▷ 仕上げ砥 の順に研ぎ進めることが可能です。これも、プロの料理人が日常で使う理由の一つです。
ドイツをはじめヨーロッパでは、多くのミシュランシェフや料理人がロールシュライファーを日常で使っています。以下、現在ロールシュライファーを使う代表的なミシュランシェフのリストです。メーカーから最新情報として報告を受けました。
【フランスのミシュランシェフ】
(Anne-Sophie)Pic, Valence 3つ星/2021年
フランスで3つ星獲得 唯一の女性シェフ
Anne-Sophie Pic(アンヌ・ソフィー・ピック)シェフ
Le George, Paris 1つ星/2021年
Simone Zanoni(シモーネ・ザノニ)シェフ
【ドイツのミシュランシェフ】
Eckert, Grenzach 1つ星/2021年
Nicolai Wiedmer(ニコライ・ウィド)シェフ
そして、日本でも、現在80店以上の飲食店が、ロールシュライファーを導入しています。
焼き鳥屋さん、焼肉屋さん、洋菓子店のパティシエさん、中には老舗包丁店の職人さんも愛用してくださっています。
ロールシュライファーをプロの料理人が使うのは、ロールシュライファーが「砥石のメカニズム」だからです。
プロが日常で使うかどうか、そのクオリティこそ「本物」だと信じ、ロールシュライファーは日々進化しています。
一方、この発想を実現するためには、相当な精度が必要です。ロールシュライファーは、ドイツ製にこだわり、品質を見極め、大量生産を望みません。
金属加工工場の歴史を持つメーカーだからこそ、精密な機械と職人の手作業を組み合わせることにより、寸分狂わぬ精度の商品を作り上げます。
包丁の切れ味で食材の味が変わるということは、数値データで証明されています。
プロの料理人は、その違いをよく知っています。
(旧)ロールシュライファーは、15°に固定することにこだわりました。それは、ロールシュライファーは、前述の通り、「日本の研ぎの技術」にヒントを得たからです。
15°の角度には理由があります。包丁には、様々な素材、用途、大きさのものがあります。ですが、海外の包丁も日本の包丁も、実は、ほとんど全ての包丁は13°〜17°の角度に刃付けされている、と開発者は言います。
ただし、特に両刃の包丁のように刃の面積が小さい場合、その包丁の元々の刃付けが14°なのか16°なのか、その微差を見極めるのは困難です。故に、どんな刃も「15°に固定して研ぐ」ことが、安定的、且つ鋭い刃先を作るという目的を果たすために、最も合理的で、長い歴史で培った日本の研ぎの技術がそれを証明しています。
プロ仕様の包丁、ダマスカス包丁、鋼の包丁など、特に高品質な包丁の場合は、15°に固定して研ぐことをオススメします。
一番の理由は、より早く研ぐためです。
例えば、安価な包丁や、アウトドアナイフなど特殊な形/サイズの刃の場合、刃付けが極めて先端だけのケースや、17°以上の角度に刃付けされていることがあります。
その場合、15°に比べて20°の方が勾配が大きいので、20°に固定する方がより早く刃を削ることが可能です。
また、長年手入れされていない包丁や、錆び・欠けのある包丁等の場合も、15°に整えるためには通常以上に時間がかかるので、20°に固定して研ぐことをオススメします。
(旧)ロールシュライファーのウッドプレートには、大きい刃用と小さい刃用の2面があります。また、2つの丸いネオジム磁石に包丁を固定します。
一方、ロールシュライファー2のウッドプレートは、ネオジム磁石を内蔵し、表面にシリコンパッドを設置することにより、滑りを防ぎ、包丁をより強靭に固定することが可能になりました。
この進化により、小さい刃用の面を設置しなくても、大きい包丁も小さい包丁もシリコンパッド面のどの位置にもしっかり固定することができます。
次に、ロールシュライファー2のグリップローラーは、プレス装置と内蔵ボールベアリングの改良により、極限まで抵抗を減らすことに成功しました。
(旧)ロールシュライファーも、ほとんど抵抗を感じることはありませんでしたが、比較してみると、明らかな転がり心地の違いを実感します。
さすが、ものづくり大国ドイツ。メーカーの技術力に脱帽。想像を超える進化のポイントです。
(旧)ロールシュライファーは、ダイヤモンド砥石の反対側の面は、※1 バリ取りのためのステンレス面(※2 ホーニング盤)が設置されています。
その名の通り、ステンレス素材のホーニング盤の溝にバリを回収し、刃を整えます。
※1 バリ...刃を研ぐ際に出る金属の削りカス
※2 ホーニング...表面仕上げ加工の一種
ロールシュライファー2は、ホーニング盤の素材を、ステンレスからセラミックに改良しました。
セラミック素材への改良により、バリ取りの効率を上げ、さらに刃をより滑らかに整えることが可能になりました。
上記3つの進化を遂げ、(旧)ロールシュライファーはロールシュライファー2となり、生まれ変わります。
そして、バージョンアップに伴い、価格(定価)が変わります。
(旧)ロールシュライファーはリユース品を含め
全て完売いたしました。
今回、ロールシュライファー2のリリースに伴い、リーズナブルラインCRUISE(クルーズ)の発売が発表されました。クルーズは、必要最低限の機能だけを備えた最もシンプルなラインです。飛行機で言うと、LCCのようなイメージです。
以下、いくつかの「できないこと」はありますが、ロールシュライファー2と比較して約30%安い価格設定です。
・デフォルトのダイヤモンド砥石は、取り外すことができません(他の粒度の砥石プレートに取り替えることができません)
・ウッドプレートは、20°の固定しかできません(15°の面はありません)
・ホーニング盤は、旧モデル同様ステンレス素材です(セラミック素材ではありません)
ご家庭の包丁を手軽に頻繁に研ぎたい方、まずはお試しでロールシュライファーを使ってみたい方に、CRUISE(クルーズ)をオススメします。
▼第47回ジュネーブ国際発明展 金賞受賞
▼テレビ・雑誌に多数掲載
日本でも、テレビ等メディアに多数取り上げられています。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。株式会社C isの山口と申します。
弊社は、キッチンツールを中心に海外商品及び自社企画商品(OEM)等、まだ日本にない「本物」を 日々探し求めて販売しています。「機能的でオシャレなもの」であることを条件に、商品を厳選しています。
ロールシュライファーとの出会いは、2019年 ドイツの展示会です。私は、商品の美しさ、発想、機能、メーカーの思い、その全てに魅了され、今でも自分が一番のファンだと思っています。
日本での販売を託され、初リリースは2019年10月、マクアケでした。
マクアケでの反響から、日本市場でのニーズを確信した私たちは、この2年間ロールシュライファーを日本の皆様に届けるべく、ただひたすらに活動してきました。
緊急事態宣言後のリアルイベントでは、「お客様のご自宅にある切れない包丁を研ぎます」という企画を実施。10組限定予約枠の中、10組中9組のお客様がその場で購入されました。スタッフ一同、改めてロールシュライファーの実力に自信を持つきっかけになりました。
そして今回、ロールシュライファー2の更なる進化を、実際に使用してみることで、弊社でも検証しました。だからこそ自信を持って、リリースいたします。
また今回、どうしても企画したかったのが、既存のお客様への提案です。昨今、新規をターゲットにするキャンペーンはたくさんあります。一方、私たちは、常に一番長く応援してくださっている既存のお客様に還元できる方法を模索しています。
もちろん、100点の提案ではないと思いますが、アフターサービスの強化含め、今後も私たちの方針は変わりません。
何でも安価に手に入る時代になり、日本でも、「研ぐ」文化が薄れつつあります。
良いモノを大事に、食材をより美味しく。ロールシュライファーは、研ぎの常識を変え、研ぎを習慣にする新たな一手になると確信しています。
共感してくださる皆様に、この思いが届きますように。
※ ロールシュライファーシリーズは、株式会社C isがHORL-1993社の輸入総代理店として日本国内の販売およびユーザーサポートを行います。